仕事や学校、買い物などで、帰宅が遅くなる日はありますよね。
「いつもの道だから大丈夫」
「家までもう少しだから」
そんなふうに気がゆるみやすい夜道ですが、少しだけ周囲に意識を向けておくことで、危険に早く気づけることがあります。
だからといって、毎日怖がりながら歩く必要はありません。
大切なのは、普段から小さな防犯習慣を身につけておくことです。
今回は、元女性警察官の視点も交えながら、女性が夜道を歩くときに意識してほしい5つのポイントを紹介します。
① 「スマホ」や「イヤホン」で周囲への注意を切らさない
夜道を歩きながら、スマホの画面を見続けたり、両耳にイヤホンをつけて音楽を聞いたりしていませんか?
スマホやイヤホンに意識が向いていると、後ろから人が近づいてきたり、周囲で何か異変が起きていたりしても、気づくのが遅くなることがあります。
実際に、
イヤホンをしながら人通りの少ない道を帰宅していたところ、背後から突然身体を触られた
という事例もあります。
もちろん、イヤホンをしていた人に責任があるわけではありません。
ただ、自分の周囲で起きていることに少しでも早く気づくために、
夜道では「耳」と「目」を周囲にも向けておく
ことを意識してほしいと思います。
スマホを見る必要がある場合は一度立ち止まる、イヤホンを使う場合は周囲の音が聞こえる状態にするなど、自分が続けやすい方法から取り入れてみてください。
② 「後ろや周囲を確認する」習慣をつける
これは、私自身が特に意識してほしいと思っているポイントです💡
夜道を歩くときは、
「誰かが不自然についてきていないかな?」
と、ときどき後ろや周囲を見る習慣をつけてみてください。
何度も怖がって振り返る必要はありません。
信号待ちや曲がり角などで自然に周囲を確認するだけでも大丈夫です。
普段から周囲を見る癖がついていると、
「さっきから同じ人が後ろにいるな」
「急に距離を詰めてくる人がいるな」
といった違和感にも気づきやすくなります。
もし「なんとなく怖い」「ついてこられているかもしれない」と感じたら、無理にそのまま自宅へ向かわず、コンビニや店舗、人通りの多い場所へ移動することも大切です。
実際に、自宅付近まで不審な人物につきまとわれたケースもあります。
少しでも違和感を感じたときは、「気のせいかも」と無理に判断せず、まず安全な場所へ移動してください。
③ 「安全な道」を選ぶ
少し遠回りになるとしても、夜はできるだけ
- 街灯がある
- 人通りがある
- コンビニや店舗など、いざというときに「逃げ込める場所」がある
道を選ぶことをおすすめします!
昼間は何とも思わない道でも、夜になると人通りがなくなったり、暗くなったりすることがあります。
普段よく使う帰宅ルートを、一度「夜の目線」で見直してみるのもいいでしょう。
「いつもここを通っているから」という理由だけでなく、
もし何かあったときに助けを求められる場所があるか
という視点も道を選んでみてください。
実際に、夜間の道路や人通りの少ない場所で女性が被害に遭うケースは報告されています。少し遠回りでも、明るく人の目がある道を選ぶことが防犯につながります。
夜道は「ひったくり」にも注意!
夜道では、性犯罪やつきまといだけでなく、「ひったくり」にも注意が必要です。
実際に、
道路を歩いていたところ、後ろから来たバイクにバッグをひったくられた
という事例もあります。
歩くときは、バッグを車道側ではなく建物側に持つようにしましょう。
ショルダーバッグの場合は、たすき掛けにする方法もあります。
また、ひったくり被害は夕方から深夜・早朝に多く、女性が被害者となる割合も高くなっています。
④ 家に入るまで「油断しない」
夜道を歩いている間は注意していても、
「マンションに着いたから、もう大丈夫」
と安心してしまうことがあります。
でも、集合住宅の場合は、共用玄関や廊下、階段、エレベーターなども注意したい場所です。
実際に、集合住宅の共用部分まで後をつけられたり、エレベーターなどで被害に遭ったりする事例もあります。
自宅付近に着いたら、一度周囲や後ろを確認してみてください。
そして、
- 知らない人が不自然についてきている
- エントランス付近でずっと立っている人がいる
- 一緒にエレベーターへ乗ろうとしていて不安を感じる
など、違和感がある場合は、そのまま自宅のドアまで行かず、一度人のいる場所へ移動することも考えてください。
「自宅の中に入るまでは、まだ外にいる」
くらいの意識を持っておくと安心です。
⑤ 準備を普段からしておく
防犯対策は、何か起きてから調べるのではなく、何も起きていないときに準備しておくことも大切です。
例えば、
- 防犯ブザーを持ち歩く
- 防犯ブザーをすぐ使える位置につけておく
- スマホの緊急通報方法を確認しておく
- 防犯ブザー機能のあるアプリを入れておく
などがあります。
いざというときに使うものだからこそ、
「持っているけど、バッグの奥に入っている」
「緊急通報の方法を知らない」
という状態ではなく、普段から一度使い方を確認しておきましょう。
危険を感じたときには、防犯ブザーを鳴らしたり、大声で周囲に助けを求めたりする方法もあります。
防犯ブザーは大人の女性にもおすすめ
防犯ブザーというと「子どもが持つもの」というイメージがあるかもしれません。
ですが、夜道を一人で歩く機会がある女性にも、防犯ブザーは役立つ「防犯グッズ」のひとつです。
バッグの持ち手など、すぐ手が届く位置につけられるタイプを選んでおくと使いやすいでしょう。
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もし被害に遭ったら、すぐ警察へ
もし夜道で、
- つきまとわれた
- 身体を触られた
- バッグを取られた
- 身の危険を感じた
などの場合は、まず自分の安全を確保し、緊急の場合は迷わず110番してください。
「110番するほどではないけれど、不安なことがある」
「被害には遭っていないけれど、相談したい」
という場合には、警察相談専用電話「#9110」や、最寄りの警察署・交番へ相談する方法もあります。
「これくらいで警察に連絡していいのかな」と、一人で抱え込まないでください。
伝えたいこと
防犯というと、
「いつも誰かを警戒していないといけない」
ように感じるかもしれません。
でも、私が伝えたいのはそういうことではありません。
大切なのは、
普段の生活の中に、小さな防犯習慣を取り入れておくことです。
スマホから少し目を離す。
帰り道では、ときどき周囲を見る。
できるだけ明るい道を選ぶ。
自宅に着く直前まで少しだけ周囲を意識する。
防犯ブザーやスマホの緊急通報方法を準備しておく。
どれも、それほど難しいことではありません。
「自分は大丈夫」と思い込むのでもなく、怖がりすぎるのでもなく、
自分の安全のために、少しだけ周囲に意識を向ける。
そんな習慣を、今日からひとつでも取り入れてもらえたらと思います。
まとめ|女性が「夜道」で意識したい『ポイント5つ』
① スマホ・イヤホンで周囲への注意を切らさない
② ときどき後ろや周囲を確認する
③ 明るく、人通りや逃げ込める場所のある道を選ぶ
④ 自宅に入るまで油断しない
⑤ 防犯ブザーや緊急通報など「もしもの準備」をしておく
そして、何か被害に遭ったときは、すぐ警察へ連絡する!
夜道を歩く機会がある女性はもちろん、通学やアルバイトで帰宅が遅くなる娘さんがいるご家庭でも、ぜひ一度、帰宅時の防犯について話してみてください😊
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